老北京の人気料理店ー九門小喫城
北京の内城に、前門、宣武門、和平門など9つの門があることから、「九門小吃」と名づけられ、後海の四合院に正式に開業しました。

店内の建築はすべて北京の四合院の様式

話を聞きつけた老グルメや近所の住民が駆けつけ、受け付け台には長蛇の列がよくできています。
店長によると、営業時間がもともと午後10時までとなっていますが、お客さんのあまりの多さで、
食べ物が売り切れて、早めに店を閉めてしまうことがよくあるそうです。


北京の人におなじみの小吃は、「九門小吃」を契機に、復活しました。いつまでも、
「北京」が味わえる場所であってほしいものです

昔、北京の商業地だった前門地区も、改修の対象となっています。
ここは、伝統料理、お茶、薬、衣服などの老舗がいっぱい集っているところです。近年、マクドナルドなど外国のファーストフードの店におされ、経営が落ち込んできた老舗の小吃(軽食)は、今回の大改修で、さらに行き場を無くすことになるようです。前門からの立ち退きが決まった最後の営業日には、もう味わえないと、長蛇の列で名残を惜しまれた店もありました。
これら小吃の老舗が、北京伝統料理協会から援助を受け、後海に引っ越すことになったのです。
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