万里の長城(Great Wall of China)は中国の古代文明のシンボルであり、世界に知られた古代中国の防御建造物です。延々と1万2700里に及んでいることから「万里の長城」と呼ばれています。世界文化遺産に登録されています。

八達嶺長城(バーダーリン チャンチァン、Badaling)は、居庸関長城(ジュィヨングァン チャンチァン)の北、北京から60余キロ離れたところに位置しています。北京市街から北に約60km行ったところにある八達嶺長城は修復が施され状態が最もよく、万里の長城の中でも代表的な区間となっています。

関所の城楼は明の弘治18年(1505年)に建造され、城楼の東西両側に門が一つずつあり、額とし
て東の門の上に「居庸外鎮」の四字が彫ってあり西の門の上に「北門鎖鑰」の四字が彫ってあります。

八達嶺長城はとても壮観で城壁の高さが平均7.8メートル、その土台が重さ500キロの大きな花崗岩で築かれています。城壁の上では馬なら5頭、人なら10人が並んで進むことが出来ます。城壁の外側に凹凸があり、パトロールする時、そこから遠見していました。矢を射るための射撃孔もついています。ほぼ800メートルおきに宿泊、兵器保管、見張りに使う敵楼、墻台が設けてあります。
北京近郊には他に、金山嶺長城、慕田峪長城、司馬台長城などの長城もあります。

慕田峪長城

金山嶺長城

金山嶺長城
司馬台長城
