中国人民政治協商会議(全国政協)第12期全国委員会第3回会議と第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議は3月2日午後と3月4日午前、それぞれ初の記者会見を開いた。以下の3つの点に注目を浴びている。
問題1大気汚染対策
大気汚染対策について、冬季五輪立候補申請委員会主席の王安順北京市長は冬季五輪の立候補申請と準備によって、地域の対策プロセスを加速できると考えている。(冬季五輪が開催される)2022年までにまだ7年ある。北京市空気清浄化アクションプランの推進を加速すれば、2030年までに青い空と白い雲を実現するという当初の目標は繰り上げ達成できる。
問題2 国家安全
国際社会は手を携えてテロ対策に取り組むべきだと中国は一貫して主張している。昨年、中国の関係部門はテロ組織「東トルキスタン・イスラム運動」対策を最も重要な目標とし、南アジアや中央アジア、東南アジアなどの周辺諸国との対テロ協力を重点的に推進してきた。これまでに十数カ国と対テロ協力メカニズムを構築し、テロに関わる情報交換や手がかりの調査、事件捜査、能力増強などの分野において、実質的な協力を展開している。
問題3反腐敗
党中央は過去1年間、タブーがなく全面的で、少しも容認しないという姿勢を堅持してきた。厳格に腐敗分子を調査・処分し、「汚職を恐れる」「汚職できない」「汚職したくない」という政治的ムードの醸成に力を入れ、はっきりした効果を上げている。反腐敗闘争では、腐敗を一件見つければ、それを調査・処分し、腐敗を何件か見つければ、それを調査・処分する。決して制限は設けず、調査・処分を受けない特権階級は存在しない。
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