北京市観光局が18日発表したデータによりますと、2009年北京市の観光業の収入総額は2400億元に達し、去年同期より8%以上増加する見込みだということです。
国際金融危機や新型インフルエンザの影響を受けたにもかかわらず、今年第1四半期から第3四半期にかけて、北京を訪れた観光客の数は延べ1億2000万人を超え、去年同期より2割近く増加しました。関係者は「今年、観光客の数は1億5400万人に達する見込みだ」と述べました。
北京市観光局の顧暁園副局長は「2010年、北京市は『ゴルフ観光』、『大学観光』、『オリンピック会場観光』などを中心に、観光客を誘致する」と述べています。
国国務院が発表した「観光業の発展推進を加速することに関する意見」に基づき、観光産業の規模、質と経済効果で飛躍的な成果を上げ、2020年には中国を世界の観光大国に仲間入りさせることを目指しています。
中国政府の計画では、まず2015年までに、国内観光客の数を年平均10%のペースで増加させ、年間33億人にまで増やし、また、海外からの外国観光客数を年平均8%のペースで増やしていき、年間総数を9000万人にするというものです。
この計画実現のため、国務院は、観光市場への参入では業界や地域による制限をなくし、関連の手続きなどを簡素化をはかり、民間資本の参入をも奨励します。また、中国で外資系旅行社の設置させ、中国人の海外観光業務を取り扱うようにさせていきます。
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